劇場版 ムーミン 南の海で楽しいバカンス

ムーミンのアニメは日本制作の作品が有名ですが、こちらはムーミンの作者トーベ・ヤンソンの故郷であるフィンランドで製作された作品です。
吹替版の声優はテレビアニメ「楽しいムーミン一家」の声優陣が担当しており、馴染み深い声で安心して見ることが出来ました。
キャラの性格や設定は日本のものとあまり変わりませんが、基本的にはコミックス版のムーミン達の特徴が色濃く出ています。
そのため作品全体の雰囲気は大人びていて、キャラ達が少しキツめな発言をしたりします。
ムーミン達は妖精ですが人間臭い面があるので、現実世界でも通じそうな格言を言ったりします。
それは生活する上で役に立つものだったり、物事の在り方を問うような哲学だったりと深いものを感じます。
この映画では、素朴な生活をしていたムーミン一家が裕福な南の島へ行ってバカンスをします。
南の島の生活にノリノリなムーミンパパとフローレン、それとは反対にムーミンママは乗り気ではありません。
一方ムーミンはフローレンをプレイボーイに取られそうになってモヤモヤしていました。
時間が経つにつれて、ムーミン達は自分達が周りから浮いていると思うようになります。
確かに今まで質素でのんびりと暮らしていた人達が、突然贅沢三昧な世界に放り込まれたら違和感を感じますよね。
一時の楽しみでバカンスを満喫するのは良いことですが、やはりそれを日常にするのは違うということを映画全体で表しているのだなと感じました。ムーミン達の可愛さはもちろん、生きる上での苦労や楽しみも表現されている素敵な映画です。