究極の親子愛「永遠のこどもたち」

スペイン・メキシコ製作のホラー映画です。

孤児だったラウラは、海辺に建つ城の様な孤児院で育った。

里親が見つかり引き取られた彼女は結婚後、HIVキャリアの男の子シモンを養子に迎え夫と共に廃業し廃墟となった孤児院を買い取り移住する。孤児院を障害者施設として活用したいと考えたのだ。

新しい土地に興味津々のシモンと共に散歩に出かけたラウラは子ども時代、明かりが灯っていた今は使われていない灯台の下に洞窟があるのを見つける。喜んで中に入っていくシモン。そして、出てきた彼はトマスという友達ができたと言う。けれども、ラウラにも夫にもトマスは見えないのだった。

そして、待ちに待った障害者施設のお披露目パーティーの日。頭に麻袋を被った不思議な子どもを目撃したラウラはシモンがいな事に気づく。警察にも届け出、大掛かりな捜索をするのだがシモンは見つからない。

家の中にある不審な気配、ケースワーカーを名乗る不気味な老女、見えない友達、幼い日の孤児院での思い出。

シモンがいなくなった日を境にラウラの周囲で不思議な事が次々起こり始め…。

養子とはいえ、ラウラにとってシモンは大事な一人息子。母親が父親より子どもに近いのは世界共通なんだなと実感する様なストーリーでした。

愛する人がいなくなったら、きっと誰もが『会いたい』と強く望むと思います。だから、本来見えないはずのものが『見えて』しまう。いないはずの人に『会えて』しまう。

きっとこんな展開になってしまった以上、ラウラとシモンにはこれしかハッピーエンドにしかならないし他に解決策はないのでしょう。

ホラーと言うよりかは、究極の親子愛の物語と言った方が良さげな…悲しくも優しい物語でした。