この世界の片隅に

「絵柄が苦手?まあとりあえず見てくれ!」

この映画、どんな言葉にも形容し難く、鑑賞後色んな反応のお客さんが見れると思います。

私もなんといったらいいかわからないこの作品ですが、

鑑賞者がそのようになる由縁は今までにない、新しい映画体験で大傑作だったからだと思います。

なんというかおっとりした作品かもしれませんが驚きました。

頭良さそうな人ぶったレビューを書くとすれば普通なのに異様にモテるすずちゃんですがみんなその普通が欲しかったんじゃないかなあと思います。

すずちゃんが変わらず普通であることが皆を癒してたんじゃないかなあと、

すずちゃん=普通にある日常のメタファー的な、そのすずちゃんがあーなってしまったことはもう普通で日常なんてもん崩壊された時代なんですよねえ。

あとあるキャラを小野大輔がやってるんですけどねえもうあれはなんでしょうね、もう寝取りそうなかんじが声からビンビンにきますね〜エロかったですね〜。

ていうかこのアニメなんかエロいんですよね、表情でしょうか、所作でしょうか、とにかくこの作品けっこうエロいです。

あんまりにも面白くて、家帰ってご飯食べて寝れるのがあたりまえの今の日本最高じゃん、ありがとうご先祖様。

って思って次の日友人にすすめてみたらあんまり面白くなかったって言われちゃったんですよ。まあ確かに、”楽しい”映画ではない。

当時の広島、戦争、歴史的背景、当時の日常、戦艦、とかそういうのをみてしみじみ見ながらエグい爆撃の音響を楽しみながら当時の日本とは、って考えさせられる映画かもしれないです、あと私は広島行ったことあるので「あぁここに行ったなあ」とか思って鑑賞できて楽しかったです。

ですが、これだけは譲れないのが、”戦争”というものに対しての描き方が新しいなと思いました。

わたしももし戦争の時代に生まれてたら、このすずちゃんや他の人みたいに戦争というものを受け入れて、自分なりに生きることに必死になってたんだろうなとはしかと感じました。

今ある日本の戦争映画のほとんどって、今ある戦争のイメージ、から描いた映像なんですよ。 愚か、こんな非人道的なこと、軍人が暴走してた、とか。

でもそんなん終わった今アメリカに原爆落とされた今日本が更生された今だったらどうとでも言えるんですよ。その映画は今の視点で作られてるんですよ。

でも、「この世界の片隅に」は限りなく当時の視線でつくられると思います。

すずちゃんが天皇様のラジオを聴いた時に怒ったシーン、私もいたたまれませんでした。

自分は腕まで捧げて、まだがんばれるのに、ここでやめてしまうのかと。

悔しいですよね。

とにかく、日本映画の歴史を変える一本になったと思います、

今後この映画に影響されたアニメや映画が出てくるのが楽しみです。